BORDER

虚飾を纏う白々しさに
嫌気が差すほど 膿んで
いっそ 憎んでしまいたかった
何もかも――。

背中合わせの鏡の向こうに
手に入らない 光が溢れる
冷えきった壁は今もなお
拒み続けるのか

手招く闇に捕らわれたまま
不様に抗いながら
いっそ 委ねてしまいたかった
何もかも――。

背中合わせの鏡の向こうに
手に入らない 光が溢れる
冷えきった壁は今もなお
拒み続けるのか


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